官能小説販売サイト 北山悦史 『美少女 緑淫の果実』
おとなの本屋・さん


北山悦史    美少女 緑淫の果実

目 次
禁獣の聖汁
淫交秘技
絶頂肉襞合わせ
きつい双穴
肉穴いじり
蜜罠二重奏
美乳処女
痴悦の宴
白濁液のお返し
裏蜜への誘い
緑淫の果実

(C)Etsushi Kitayama

◎ご注意
本作品の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
個人利用の目的以外での複製等の違法行為、もしくは第三者へ譲渡をしますと著作権法、その他関連法によって処罰されます。


   禁獣の聖汁

     1

 久しぶりに見るめいの美咲は、咲き匂う花のようにまぶしく見えた。
 都会では当たり前すぎるヘアスタイルだが、今は都会も何もないのか、美咲はティーン向け雑誌のグラビア撮影から抜け出してきたみたいな、アイドル顔負けのアレンジヘアをしていた。
「春休みに入ったから、ちょっとハデしてみようって思って」
 駅に迎えに出たたくの車の助手席で、黄色いヨットパーカーの胸をもりもりと膨らませ、美咲は白い歯をこぼれさせた。
 春休み直前、十七歳の誕生日を迎えた美咲は、今朝、高崎から出てきたのだった。高崎からここ、中野までなど、今はいくらもかからない。が、拓磨たちが小さかったころと違って、今は親戚の間でもめったに行き来はしない。
 美咲が出てきたのは、拓磨の休日である土日を使って、来春の受験のために、いくつかの大学を案内してもらおうとしてのことだった。
 その電話があったのは、昨夜のことだ。拓磨は別に予定はなかったが、両親は珍しくそろって出かける予定があった。といっても、夕方には帰る。それで、両親が帰るまで拓磨が車であちこち連れていく、ということにした。
「ちょっと、いったん家に寄って、ゆっくりしてから行かないか」
 ふっくらとした笑顔を心なしか拓磨に添わせるふうにしている美咲に、拓磨は言った。何か、そんな気分になった。大学巡りは明日でもできることだし、と。
「ん。いいよ。拓ちゃんにおまかせ」
 窮屈なシートベルトをゆるめ、つやつやとした赤い唇を今にも拓磨のほっぺたに触れさせそうにして美咲は答えた。
(ックーッ! もう完璧に大人だな――)
 もしこの美少女が自分の姪でなかったら、と拓磨は胸を掻きむしりたい気分になった。
 美咲は拓磨の姉夫婦の子だが、拓磨とは十四、年が離れている。拓磨が多感な中学生だったときに生まれた女の子だ。
 本来なら「叔父さん」と呼ばれるべきなのだが、美咲とよく遊んでやった高校のころ、そんな呼ばれ方をされたくなくて、いとこ同士のように「拓ちゃん」と呼ばせることにしたのだった。
 その美咲とこうして話をするのは五年ぶり。大学を出てすぐアメリカ資本の輸入会社に入った拓磨は、二十六歳のときからロス支店勤務になった。
 渡米の直前、みんなで会って食事をした。そのとき美咲はまだ小学六年だった。拓磨は毎年一、二度は日本に帰ってきていたが、美咲と会うことはなかった。
 東京本社勤務に異動になったのが、ほんの一カ月前のことだ。当分はこっちの生活になるだろう。母などは、せっかく戻ってきたんだから、今のうちにお嫁さんを見つけないとね、なんて言っている。拓磨は、そんなこと、考えてもいないのだが。
 しかし、久しぶりに見るこの美咲が、もし姪でなかったら、自分は即、プロポーズするな、と思う。どうも、フィーリングが合うようなのだ。
(合ってもだめか)
 家へと向かう道にハンドルを切りながら、拓磨はホオッと吐息をついた。せめて、いとこだったらよかったのに、と思っても、無理なものは無理だった。

     2

 家に入ると、美咲はそれまでの笑顔を消した。親愛さを見せていた態度にも、微妙な変化を見せた。
 何か飲むかと言ってキッチンに向かおうとした拓磨を引き止めるようにして腕に手を添え、美咲は言った。巡りは口実、その疑問とやらの答えを拓磨の口から直接聞きたくてやってきたようだ。
「あたし、だいぶ前、小学校のときからだけど、変な夢、見るようになってたの」
 
 
 
 
〜〜『美少女 緑淫の果実』(北山悦史)〜〜
 
*このつづきは、ブラウザの「戻る」をクリックして前ページに戻り、ご購入されてお楽しみください。
 
「北山悦史」 作品一覧へ

(C)おとなの本屋・さん