官能小説販売サイト 北山悦史 『父娘相姦 うねくる肉獣』
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北山悦史    父娘相姦 うねくる肉獣

目 次
プロローグ
第1章 禁じられた肉交
第2章 密やかな相姦
第3章 仕組まれた凌辱
第4章 目覚めた痴悦
エピローグ

(C)Etsushi Kitayama

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   プロローグ

 小学五年生、夏、深夜――。
 男はノブを回し、ドアを開けた。ひんやりとした空気が部屋から流れ出て顔を撫でた。男は真っ暗な部屋に入るとドアを閉めた。胸が高鳴っている。
(もし、目を覚ましたら……)
 それを考えると、心臓が締めつけられそうになる。だが、今日は、少女は友達とプールに行ってきたという。夕食のときから、大きな目をショボショボさせていた。
「疲れてるんでしょう? 早く寝たら?」
 何度母親に言われても少女が首を縦に振らなかったのは、リアルタイムで見たいバラエティ番組があったからだ。
(だから今は、熟睡の真っ最中のはずなんだ)
 男はそう自分に言い聞かせた。
 ドアは部屋の隅のところにある。入ってすぐ右に、五段の整理ダンスがある。左側に勉強机があり、その向こうは窓だ。カーテンの生地が厚いので、隣家の屋根ごしに窓が届いている水銀灯の明かりも、部屋にはほとんど漏れてこない。整理ダンスの向こう側に、少女のベッドがある。ベッド脇にも窓があるが、こちらも闇に沈んでいる。
 男はベッドに足を向けた。スリッパや小さいぬいぐるみなどが転がっているかもしれない。男はすり足で、慎重にベッドに近寄った。
 暗いベッドの上に、さらに黒々と、大きなボロ雑巾のようなかたまりがある。肌掛けが、固まっているのだ。少女のおなかのあたりだろう。男から見て右に胴体と頭、腕が一本、左に脚が伸びている。
 男は少女に近づいた。腕が一本しか認められなかったのは、もう一本が胴の上にあるからだった。少女は、右側を下にして寝ていた。伸びた右脚は、ゆるい「く」の字に折り曲げられている。
 事をどう始めようかと、男は思案した。動悸が高まった。息をするのが苦しいほどだ。暑さを感じた。部屋に入ったときはひんやりしていたが、エアコンは作動していない。タイマーをセットしてあったのだろう。温もった空気に、少女の匂いが交じっているのを、男は知った。しっとり汗ばんでいる体臭のようだ。エアコンのスイッチは、だいぶ前に切れたのだろう。
 男はベッドにかがみ込んだ。第一の目的は、胸にあった。少女は、四年の三学期から、胸の膨らみが目立つようになった。精神的な成長が、否応なく肉体に影響を与えるものなのか、上級生である五年に上がると、目覚ましいばかりの発育を見せた。レモンくらいの大きさで服を突き上げていたのが、みるみる体積と柔らかさを増し、夏休みに入る頃には、こぶし大のマシュマロのようになった。タンクトップの腋や胸元から時に覗き見える真っ白な乳房、淡い桜色にけむり、そこの成長だけはまだまだ先に思える可憐な乳首に、男は何度喉を鳴らしたことか。
 あとひと月あまりで十一歳の誕生日を迎える少女のういういしい乳房の息吹を、どうしても味わってみたかった。今を逃したら、一生後悔することになる。そんなあせりにも似た気持ちに、毎日毎晩、責め苛まれた。何回、布団を抜け出したことか。だが、結局、実行に移すことはできなかった。そしてそのつど、烈しい自己嫌悪に陥った。そんな卑しい行為をする自分に、ではない。死ぬほど望んでいることを実行できない自分にだ。
 しかし、その第一の目的をどうやりこなせばいいのか。少女は仰向けになって寝ているものだと、ハナから決めてかかっていた。真夏だから、タオルケットでも肌掛けでも、蹴とばすようにして寝てるだろうと思っていたのだ。
(だから大したことはない。パジャマのボタンを外しさえすれば……)
 ところがどうだ。少女はこちらに背を向けて寝ている。そして、まるで胸をかばうように、腕を脇腹に乗せているではないか。
 男は、少女の肩口に顔を近づけた。健康そうな汗の匂いがした。プールの匂いも交じっている。ワーワーキャーキャーと騒いで友達と一緒に水と戯れる少女の笑顔が目に浮かんだ。白い縁取りのあるショッキングピンクの水着を着て、一日中、遊んでいたのだ。プールはやたらと混んでいたという。
(おっぱいや股を、何人もの男たちに触りまくられたんじゃないか?)
 その思いが男を動かした。男は少女の肩に手を乗せた。
(なーに、大したことじゃないんだ、目を覚ましたら、トイレに起きたついでに、ちゃんと布団を掛けて寝てるかどうか見にきたんだ、と言えばすむことだ。エアコン、かけっぱなしかどうか見にきたんだ、でもいい。目を覚ましたところで、はっきりと意識があるわけでもない。朝になったら忘れているだろう)
 男は肩に乗せた手に、少し力を入れた。少女の腕がだらりと落ちた。パジャマが突っ張り、わずかに漏れてくる水銀灯の明かりが、左の乳房を浮き立たせた。
 男は乳房に鼻を当てた。そっと匂いをかいだ。甘い体臭が鼻腔に満ちた。とろけそうないい匂いだ。鼻を離し、手をかぶせた。手のひらいっぱい、という大きさではない。おにぎりを握る感じで手のひらをすぼめるとちょうどいい大きさだ。少女の呼吸は乱れない。胸がかすかな上下動を繰り返している。男は手のひらをずらしてパジャマのボタンを二つ外した。少女に変化はない。パジャマの前をめくった。汗ばんだ体臭が顔面を包みこんだ。
(見たぞ!)
 男は息を詰め、目を凝らした。暗闇の中に、ほの白く、まあるい膨らみが見える。乳房と乳暈、乳首の区別一つつかないありさまなのに、気が遠くなるほどの感激に襲われていた。指を伸ばした。指先がぷにっとした柔肉に触れた。そのまま押すと埋まってしまいそうな柔らかさだ。
 突端を探ったが、どこが乳首なのかまったくわからない。乳首と乳房のほかの部分と、違いが感じられない。タンクトップの腋から見えた肉粒がわからない。
 男は上から覗き込むようにして乳房に口を近づけた。甘い汗の匂いに、クリームを溶かし込んだようなまろやかさが加わった。とがらせた下唇が柔肉に触った。上唇でも触れてみた。乳暈から先が唇に挟まれているはずだ。だが、挟んでいる、という感覚はほとんどない。それほど柔らかいのだった。
 感触を実感したいと、男は唇に力を入れた。と、どうだ。唇は確かにせばまったのに、感触というと、その前とちっとも変わらないのだ。乳暈と乳首が溶けてなくなったんじゃないかと、男はあまりにはかない粘膜の感触に、けだるい陶酔を覚えた。
「ん……ん……」
 突如、少女がこちらに体を倒した。男はあわてて身を離した。少女はほぼ仰向けの恰好になった。パジャマの前は合わさり、乳房を隠してしまった。だが、少女の恰好は、次の行動にゴーサインを出してくれたといってよかった。もしうまくいけば、アソコを……というのが第二の目的だったのだ。
 幸い、タオルケットはおなかの上でもり上がっている。タオルケットを剥ぐ手間がないだけでも、どれほどありがたいかわからなかった。男は、外したパジャマのボタンをはめ直した。いつでも逃げられる準備をしておかなければならなかった。
 男は再び少女の足元に移った。腿まで掛かっていたタオルケットをめくり上げておなかに乗せた。タオルケットの薄いピンクとパジャマのオレンジ色とが、いくらか区別がつく。それだけ、闇に目が慣れたのだろう。
(これなら、おま×こだって、かなりはっきりと拝むことができるだろう)
 男は胸をときめかせた。たが、拝むためには、かなり危険なハードルを越えなければならない。
(いや、大丈夫だ。一日、プールで泳いできたのだ。地震がきたって起きやしないだろう)
 男は自分を励ました。
 少女は腿をゆるく開いている。男はその合わせ目に、顔を近づけた。汗と、石けんと、処女の恥臭としか表現できない匂いが鼻をついた。腰が痛いくらい痺れた。烈しい欲望を感じた。性器がみるみるみなぎっていく。
 緊張しきっていた体が、今や解き放たれたのを、男は実感した。顔をビーナスの丘に押しつけた。五センチも沈んだ感じがした。
(肉まんじゅうだ……)
 われめあたりに鼻を押しつけているのかと思うと、言い知れぬ感激で、顔面も脳も、どろどろに溶けてしまうかと思った。しかし、すぐに焦燥に駆られた。
(こんなことしてる場合じゃない。見るんだ。触るんだ。おま×こに!)
 男は顔を上げ、パジャマのズボンのウエストに手をかけた。心がわなないた。手がぶるぶると震えた。パジャマを引っ張った。するりと下がった。パジャマの色を薄くしたような肌が現れた。
 だが、ショーツまではほど遠い。尻のほうを脱がすのは大変か。そう思いながら、またパジャマを引っ張った。しかし簡単に、白いショーツのところまで下がった。夏物のパジャマだ。ゴムも強くはなかったのだ。ズボンの腋に手を移し、引っ張った。と、ヒップのほうまで、するすると脱げてくれた。ショーツのゴムのところまでだが、それで十分だと男は満足した。
 手を前に戻し、ズボンを押し下げた。白いショーツが、ほとんど露出した。心のわななきが強くなった。手の震えは少しおさまったが、勃起がすごい。ブリーフとパジャマを破って飛び出してくるんじゃないかというほどの硬さだ。
(大丈夫か?)
 一瞬のひるみがあった。パンティの上から匂いを嗅ぐだけにしようか……。及び腰になる自分に檄を飛ばした。
(やれ! 逃げるな! ここでやめたら、また、情けない自分に歯ぎしりするだけだぞ!)
 男は歯を食いしばった。烈しく武者震いした。肩と胸の骨が、ガチガチと音を立てた。ショーツの前を引っ張った。ショーツはたやすく下がった。
 少女の下腹部が夜気にさらされた。大人の女に比べたら、いかにも薄っぺらな感じだ。だが、ビーナスの丘を見ると、ものの見事に肉感的なのだった。ビーナスの丘一帯が、むっちりと盛り上がっている。匂うばかりに肉が厚く、われめの切れ込みは深い。溝の幅も思った以上にある。男は思わず顔を寄せた。むっと生々しい性臭がした。われめに鼻をあてがった。蒸れた恥臭が、鼻の粘膜に染み広がった。
(おま×こだ……おま×こ。あー、すごい、いい匂い……)
 わなわなと震えた。鼻は、われめの真ん中あたりに触れている。そのまま押し込んだら、クリトリスに触るはずだ。男は首を伸ばした。鼻先が粘膜に分け入った。ぬめっと埋没した。
 鼻の穴は両方とも、恥唇に埋っている。左の穴が、硬めの肉に当たっている。たぶん、クリトリスだ。だが、はっきりとはわからない。顔を上げ気味に、首を伸ばした。鼻の穴が粘膜に密着した。呼吸をするために、口を開けた。上唇が粘膜に当たった。それは小陰唇に違いなかった。
(ああ、おま×こだ。やったぞ……やったぞ!)
 しかし、宿願を達した感激を、男はゆっくり味わうことはできなかった。灼熱のたぎりと化していた肉幹が、だしぬけに痙攣を始めてしまったからだ。少女の甘い恥唇に鼻をうずめ、しょっぱい味の強い粘膜に唇をあてがい、苦悦にうーうー呻いて、男は射精した。
 空打ちする腰の律動が、顔を前後させた。肉厚の恥肉に、ほっぺたがぶつかりつづけた。鼻を使って、乱暴にセックスしているようなものだった。だが、おびただしい精液を射精する間、そして射精が終わっても、少女は息一つ乱さず、深い眠りに沈んだままだった。

 中学二年生、秋、深夜――。
 男は今日もまた、少女の部屋に忍び込んだ。少女の乳房はすでに、Aカップではきついくらいに成長している。成長しているのは胸だけではなかった。下の媚肉も……。恥じらいのゾーンは少女から〃女〃へと変貌を示しつつある。それを考えると、いたたまれぬ思いになる。男は魔物に取り憑かれたように、少女の部屋へと向かってしまうのだった。
 季節によって闇にも違いがあるように思えた。夏の頃から見ると、闇がより濃くなったように感じられる。虫の音が聞こえる。机の向こうの窓から聞こえてくるのは、スズムシとウマオイムシだ。天井から聞こえてくるように思えるのはコオロギだ。コオロギの鳴き声は、実際はベッドの向こうの窓から聞こえてきている。二階のこの部屋にいてさえ、男はその区別がつくまでになっていた。
 男は机のところに歩いていった。カーテンの上のほうに手を伸ばした。なげしの裏側からペンライトを取り出した。ペンライトをパジャマの胸ポケットに入れ、男はベッドに近づいた。汗の匂いがする。掛け布団に染みついた少女の匂いだ。汗の匂いに、女の体臭が交じっている。生理が近くなると、ねっとりまつわりつくような体臭になる。
 ベッドを見下ろした。少女は仰向けになっている。文句なしの体位だ。男はしゃがんだ。掛け布団の横を、そっと浮かした。手に触れているのは、掛け布団だけだ。片手を離し、下を探った。掛け布団とずれた肌掛けが、マットの端から二十センチばかりのところにあった。
 肌掛けを浮かし、隙間に顔を差し込んだ。湿った汗の匂いが、むっと顔面を包んだ。少女の左のウエストのあたりだ。男は肌掛けと掛け布団をかぶった。目の前は官能の闇。心臓が動悸を速めた。
 胸ポケットに入れたまま、ペンライトをつけた。青と赤の交じった明かりが、濃い桃色の布地を浮かび上がらせた。青は男のパジャマの色だ。赤はペンライトのキャップの色だ。少女は今日、薄いピンクのネグリジェを着ていた。ネグリジェの袖から剥き出しになった左肘がゆるく折られていて、おなかに乗っている。
 手が胸をかばう恰好ではないので、男は少しほっとした。イモムシのように移動し、男は少女の胸に顔を近づけた。体臭が甘い感じになった。乳房の匂いだ。最近とみに、この匂いが強くなった。見たところ、胸はつぶれたようになっている。だが、実際はそうでないのを、男は知っている。
 男は胸に手を這わせた。ネグリジェの胸には、五つの飾りボタンがある。その裏側に、五つのホックがある。男はホックを全部外した。薄皮を剥ぐように、胸を開いた。濃い桃色の中から、青を溶かし込んだ薄桃色の肌が現れた。
 Bカップはあろうかという乳房だった。きわめてきめの細かい、みずみずしい艶を持つ乳房が、丸みの強い砲弾形で突き立っている。男がこの行為を始めた頃は、乳暈も乳首も乳房と見分けがつかないくらいだったが、今や立派に成長し、もうすぐ大人の様相を呈している。
 大きさはともかく、乳房が大人になりきっていないのは、ういういしすぎる乳暈と乳首に理由があった。乳暈は面積を増し、地肌から浮き上がり、乳首もはっきりとした形を成して、そそり立つばかりだが、それは見た目のことであり、触れたとたんに、はかなく形をなくしてしまう。みずみずしく透明感に富んだ艶が色素の沈着を見せたとき、乳房は乳房として完成するのではないか、と男は思っていた。
 男は乳房に手をあてがった。指に少し力を入れた。指先が柔肉に埋まった。埋まった分、乳房が体積を増したかのように見える。乳房を柔かく絞りこみ、指でかすかな震動を与えた。乳房はまるでプリンのように、ぷるるんと震えた。
 乳暈と乳首が、ペンライトの明かりに妖しく照り映えた。男は口を近づけた。舌を出し、舌先ではじくように、乳首をなぶった。つるつるした感触だ。乳暈にしても同じことだった。働きかけても、応えてくるものがない。そこが、まだ〃少女〃なのだった。
 男は乳暈ごと、口に含んだ。乳暈は地肌に段差を作っていて、乳首もちゃんと立っているのに、口に含んだとたん、消滅してしまったように、まるで反応がない。ただ、地肌と違うところは、独特の味わいがあるということだった。
(あと一年、いや、半年ってとこか)
 下のほうがかなりの成熟を見せているので、そのくらの時間で、しゃぶりがいのある乳首になるのではないかと、男は思った。そうなると、味わいも今とは違っているかもしれない。しかし、そのときには、少女に性感が生じていることは、十分に推測できた。
(そうしたら、もう、こんなふうにゆっくりしゃぶることもできなくなるのか。この子が何も感じないで眠りこけてる今ならではのことなのか)
 男は強く吸い込み、つきたてのモチのように口に入ってきた乳首を唇と舌でたんねんに味わってから、口を離した。大きな音が出ないよう注意しながら、ホックをきちんとはめた。脚のほうに隙間を作り、そろりそろりと移動した。
 湿度が高い。内腿がじっとり汗ばんでいるではないかという湿り気だ。空気の密度が濃い。ビーナスの膨らみに大人の兆しが見えはじめた頃から、少女は下半身に濃密な空気をまつわりつかせるようになった。
 薄いピンク色のネグリジェは、膝の上までずり上がっていた。かわいい膝小僧がつやつや光っている。男は頭をもたげて十分な隙間を作り、ネグリジェをつまんだ。そーっとたくし上げていく。肉づきのよくなりはじめた腿が、ゆるく開いている。
 湿度と空気の濃度が、いっそう増した。それに比例するかのように、男の胸の高鳴りも烈しくなっている。ネグリジェの裾の下に、見るからに柔らかそうな桃色のショーツが出現した。布地が柔らかそうなだけでなく、その形もいかにも柔らかだ。恥じらいの丘を、ふんわりおおっている。
 ネグリジェをショーツの上までたくし上げ、男はショーツに手をかけた。ショーツは難なく下がった。
 男の眼下に、大人への階段を確実に上がっていく恥丘が現れた。男は感動のため吐息を漏らした。もう何回、目にしたかわからないが、そのつど、新鮮な感動を覚えずにはいられない。
 白い恥丘は、新品のゴムボールのような、やさしい膨らみを見せている。恥骨の盛り上がりから亀裂に落ち込むスロープに、楚々とした春草が芽生えている。細い最初の三本が芽を吹き出したのは、中学二年に上がってじきのことだった。それから半年、春草は一本芽吹き、あるいは二本同時に芽吹いて、現在、十七本にまで数を増やしている。
 左右対称には生えていない。桃色の亀裂の左右には七本生えているが、その五本までが左側だ。十七本のすべてが直毛の繊毛で、縮れ毛は一本もない。恥骨の上に生えているうちの二本が四センチばかりの長さだが、あとはせいぜい二センチ、という長さだ。
 その中の一本がわれめを横断していて、男はその様にひどくそそられた。すでにティッシュでくるんでいるブリーフの中の肉幹が、ぴくぴくと痙攣した。
 男はその秘毛を引っ掻き、まっすぐ伸ばしてやった。指をわれめの両側にあてがい、押し込んだ。白い柔肉がぷにっとへこみ、われめの溝を深く広く見せた。赤みの強いピンク色だ。だが、その色には、ペンライトの赤いキャップの光も重なっている。実際は、ずっと白っぽいピンク色だ。
 われめの溝が広がったので、恥臭が強くなった。濃厚な処女の性臭だ。大半は恥垢の匂いか、とも思われる。かなりきつい匂いだ。しかし、その匂いがまた快感だった。
 
 
 
 
〜〜『父娘相姦 うねくる肉獣』(北山悦史)〜〜
 
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