官能小説販売サイト 北山悦史 『相姦私刑 熟母ねぶり』
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北山悦史    相姦私刑リンチ じゅくねぶり

目 次
第一章 倒錯肉世界
第二章 熟れた媚獣
第三章 母体凌辱劇
第四章 未熟な恥唇
第五章 相姦仕置き
第六章 母子緊縛姦
第七章 美少女私刑リンチ
第八章 淫夢の終焉

(C)Etsushi Kitayama

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   第一章 倒錯肉世界

     1

 ひとしきり鳴いていたカエルたちも、雨が期待できないとあきらめてか、いつしか声をひそめてしまった。六月に入って一週間がたった。蒸し暑い深夜。
 きみづかじゅんぺいがふと目を覚ましたのは、カエルの声が途絶えたからだった。それまでカエルの鳴き声に消されていた別の音が耳に入ってきたのだ。
 女の声だった。というと、母ののりが、義姉のか、姪のはるか、いとこのよしか。二階からではないようだ。とするなら、思いを寄せているいとこの芳枝じゃない。ほっと安心しながら、淳平は耳をそばだてた。
 一番可能性のあるのは母だ。母は妊娠五ヵ月の身重である。おなかが痛くなるなどして、苦痛に喘いだのではないかと思った。母の寝室から聞こえてきたような気もするが、別の部屋から聞こえてきたようにも思う。リビングの向こうの部屋は、義姉の美千代が使っている。
 江戸時代からつづく名家である君塚家の本家。一階には七部屋ある。淳平と両親、美千代とその娘の晴枝がそれぞれ別の部屋を使っていて、二部屋は空いている。母は三ヵ月前までは父と同じ部屋だったが、妊娠したからか、今は別の部屋を使っている。
 二階には五部屋ある。八年前に叔母のきょうが謎の自殺を遂げたが、それからしばらくして、その夫である叔父のこうが家を売り払い、娘の芳枝とともに、ここの二階に同居するようになった。同居といっても居候だ。二人兄弟の兄である淳平の父、たかひとがこの大きな家を一人で使っているといいがかりをつけ、無理やりのように住みついたのだ。
 もっとも、その内実は、当時まだ小学生だった淳平には、よくわからなかった。だが、叔父が無理を通してとはいえ、同居してくれてよかったと今では思っている。二つ年下の高校三年で、輝くばかりの色白で美貌の芳枝と一つ屋根の下で暮らせているわけだから。
「あっ、あ〜ん」
 また声が聞こえてきた。今度は美千代の部屋から聞こえてくるように感じた。淳平はがばっと体を起こした。なぜか気になってしかたがない。
 身寄りのない美千代は当時十九歳で、淳平が生まれる頃、経済力のある父が養女として迎えたという。美千代は十年前、しばらく東京に行っていて身ごもり、ここに帰ってきて出産した。
 その子供が晴恵だが、父親が誰であるのか、淳平は聞かされていない。小学生だった淳平にあれこれせんさくする能力があるわけもなかったが、今にして思えば、「東京で妊娠した」事実を作るために美千代は上京したのではないかと思う。行って帰ってきたら赤ん坊が生まれていた、という感じなのだ。
 その美千代も今では三十八歳。独り身でもう中年にさしかかった美千代が、みんなが寝静まった深夜、あられもない声を……。いや、姪の晴恵が腹痛で泣いているのかもしれない。淳平は部屋を出た。リビングを抜け、廊下に出て耳をそばだてた。
「あっあっ、ああっ……」
 しゃくり上げるような声が、はっきりと聞こえた。間違いなかった。美千代が淫らな声を上げている。一人で何かしてるのか。じっとりと、汗が脇腹に滲み出した。
 淳平は部屋に近づいた。廊下は暗いが、部屋からかすかに明かりが洩れている。立て付けが悪くなってきて、襖がきちんと閉まらないのだ。声が大きく聞こえるのも、そのせいだ。
(お姉ちゃん、どんなエッチなこと、やってんのかな)
 高まる好奇心と後ろめたさを胸にいだき、淳平は襖の隙間に目を当てた。
 淳平は叫びそうになった。夏布団とタオルケットを乱してそこにいたのは、美千代一人ではなかったのだ。なんと、素っ裸の父が、全裸に近い美千代を組み敷いていた。
 だが、父が無理やりそうしているのでないことは、一目瞭然だった。喉元にたくし上げられたTシャツ一枚の美千代が、むちむちとした肉づきのいい白い腿で、がっしりした父の腰を締めつけているからだった。左腿は父の腰の上に、白くぬめ光る内腿を見せた右脚は両膝の裏を、むしゃぶりつくようにからめて締めつけている。
(なんで親父とお姉ちゃんが!)
 ガクガクと体が震えた。体の震えを知ったのは、手をあてがっている襖が揺れたからだ。淳平は手を離し、身をすくませながらも、信じがたい光景に目をこらした。

     2

 高人は、大股開きになって脚をからめている美千代の恥芯に、陰嚢をぐりぐりとこねつけた。美千代の大好きな責め方だ。
「あはあ! あーっ、ああっ!」
 美千代は顔をのけぞらせ、喜悦の声を上げた。興奮して固く縮こまった男の袋が割れ目をこね回す感覚がたまらない。指や舌、性器そのものが与える快感とは一味違う、ほどよい硬さだ。ざらざらした刺激、股を掃きくすぐる性毛。
「どうだ? おまえはこれがいいんだろ。うん? どこが気持ちいいんだ?」
 ぽってりした耳たぶを甘噛みしながら、高人は耳の穴に空気を吹き込むようにして言った。すると、肉の厚い股の締めつけが強まった。恥芯から愛の蜜が噴きあふれ、陰嚢を濡らした。高人は左右の睾丸で交互に、膣口をなぶった。あふれ出た愛液がぬめ広がり、恥部同士が溶けあうような感覚が生じた。
「はあ〜っ、あっ、あっ……あなた……」
 美千代はウエーブのかかったセミロングの髪を乱してかぶりを振り、汗ばんだ高人の背中を両手で叩いて歓びを訴えた。
 あごにやや張りがあり、頬が弾力に富んだ肉づきをした美千代の顔が、恍惚の表情を示している。濃い眉毛がまるく吊り上がり、閉じた目がぴくぴくと痙攣するようなひきつりを見せている。下唇がぷくっと膨らんだ口が、Oの字形に開きっぱなしになっている。上の前歯が二本、蛍光灯の光をキラキラ反射させている。
 義姉が父のことを「あなた」と呼んだことで、淳平は慄然とするものを覚えた。義姉はいつもは「お父さん」と呼んでいるのだ。養女といっても娘は娘、それ以外の呼び方があるなどとは、淳平は考えたこともなかった。父も義姉のことを「おまえ」と呼んでいる。いつもは「美千代」と名前を呼ぶのだ。二人の関係が以前からつづいていることは、歴然としている。
 高人は、右の睾丸を膣口に押しつけた。が、入りはしなかった。割れ目が広がっただけだった。腰に巻きついている美千代の腿の下から手をくぐらせ、睾丸に指を添えた。睾丸を膣口にはめ、反り返った肉茎で小陰唇とクリトリスをこねなぶるのが、美千代が歓ぶ愛戯なのだ。
「あううっ!」
 美千代が腹筋をうねり上げて反応した。恥骨がせり上がった。肉幹の裏にクリトリスが当たった。そこはすでにしこり立っている。ほんとうに豆みたいだ。高人は睾丸を押し込んだ。ぬちょりと半分が潜った。そのとき、重苦しい痛みが腰骨の内側に生じた。思わず高人は動きを止めた。痛みは数秒で消えたが、重い感覚はしばらく残った。
 変だな、と高人は思った。こんなことは今までなかった。睾丸が弱ってきたのか。それとも何かほかに原因があるのか。自分ももう四十六歳だ。いつまでも若いと思っていてはだめか。いや、そんなことはないだろう。まだ四十六歳だ。人生はこれからだ。
 淳平のこと、現在の妻の妊娠、両方の疑惑を今のままにして死ぬわけにはいかない。いずれ妻には、きっちりとカタをつけさせるつもりだ。自分の娘である晴枝が高校を卒業する頃には、何らかの行動を起こそう。当然、妻とは離縁だ。財産をびた一文もやるわけにはいかない。淳平だって家を出してやる。君塚家の跡取りは、自分の血を引いた晴枝なのだ。居候の光次と芳枝のことも、そのうち何とか始末をつけなければならない。
 八年後の計画を楽しみながら、高人は美千代の腰に体重を乗せた。すでに腰の鈍痛はなくなっている。硬直した肉幹が、とがり立ったクリトリスを押しつぶした。
「ひぃ〜っ! あなたっ、あなたっ!」
 からめた脚を外側に投げ出し、美千代は身悶えてよがった。独特の弾力を持つ男の器官が、膣口をこねくるように刺激する。いとしい生身の肉体以外のなにものでもない陰茎が、恥唇とクリトリスをこすり上げる。快感の火の玉が脳天に突き抜ける。抑えようもなく、喜びの声がほとばしった。
 高人は、豊かに盛り上がった乳房に目をやった。のけぞり、胸を突き上げているせいで、白い乳房はいつにも増して高くみなぎり、薄いセピア色の乳首は、中指の第一関節ほどの大きさで充血してしこり立っている。高人は左の乳房を大きく揉みしだいた。柔肉の山が丸ごとずれ動き、たくし上げられて帯状になっているTシャツに挟まれ、たわわに歪んだ。
 高人は美千代のTシャツを頭から抜き取った。全裸に剥かれた熟れた肉体にむしゃぶりつき、両乳房を揉み立てた。膨れ上がっている乳首を、なぶっては、こりこりところがした。そうしながら、腰の律動を速めていった。睾丸を蜜口にめり込ませ、陰茎の裏側全部を使って割れ目を蹂躙した。小気味よくしこったクリトリスが亀頭のくびれを往復し、えもいえぬ快感を呼び起こす。高人は、思わず呻き声をもらしそうになった。
 ズキッと、腰の内側に、またしても重苦しい痛みが走った。今日は何か変だ。だが、行為を中断する気はさらさらない。大好きな愛戯に翻弄され、美千代は白目を剥いて喘ぎ、今にも達しそうになっている。今、ここでイカせてやらなければ。
 初々しい十九歳のときに養女として籍を入れたが、実は愛人だった。不審な妊娠をした妻への面当てだった。妻だけは、高人の本心に気づいていたようだ。しかし、何一つ文句を言わなかった。自分に、やましいものがあるからだ。その妻は、二十年たって、またしてもどこかの男のタネを宿している。四十歳になった妻をはらませるようなことを、自分は間違ってもしていない。
 妻の度重なる不貞に憤懣をぶつけるように、高は烈しく腰を律動させた。窮屈に背中を丸め、片方の乳首をしゃぶりながら動きつづけた。重苦しい痛みが、腰一帯に広がった。が、行為をやめるわけにはいかなかった。この世でただ一人愛している美千代が、今、果てようとしているのだから。
(あなた、あたしもう、イッちゃう……)
 美千代は、この独特の高人の行為に、めくるめく高みに舞い上がっていた。
「あ、ああ……イク……」
 かわいい愛人の絶頂の訴えに、高人はさらに律動を速めた。睾丸はおびただしい蜜液にぬめり、いつしか完全に膣に埋没していた。膣はアメ玉をしゃぶるように、ヒクヒクとうごめいている。その動きと同じリズムで、腰の痛みが脈動した。
 腰を引こうかと、一瞬、高人は思った。だが、引いても無駄だったかもしれない。興奮しきった美千代が尻に両手をあてがってきて、恥骨をぐいっとせり出したからだ。睾丸が膣内に吸い込まれると、膣が収縮した。握りつぶされるような激痛が、睾丸と腰全体に広がった。胃にまで、鈍痛が及んだ。
(うっ、痛い!)
 たまらず行為をやめようとしたとき、美千代が絶頂に達した。耳元でアクメの叫びを上げ、腰を弾ませた。膣口がきゅーっと強く締まった。
「おおっ! ううーっ!」
 高人は美千代のものとは似て非なる、悲痛の呻き声を上げた。

(親父、イッちゃった……)
 廊下で覗いている淳平は、当然のことながらそう思った。淳平の位置からでは、二人が性交をしているとしか見えないのだ。父が、義理とはいえ自分の姉の体内に射精した。慄然とする思いとともに、頭の中は真っ白になっている。
 しかし、淳平の驚きは、それだけではなかった。父がまた動きはじめたからだった。がっしりした腰の前後動は、前にも増して大きく力強い。アクメから覚めたらしい美千代が、父の一突き一突きに、歓びの声をほとばしらせる。
(親父、抜かずの二発なんて……)
 驚きよりも淳平は感心する思いになった。話にきくそのタフな行為を、四十六歳にもなった父が……。いや、それだけタフだからこそ、いつから関係があったのかは知らないが、こっそり母の目を盗んで交わっていられたのだろう。それにしても、歳は二つしか違わないとはいえ、養女として長いこと面倒を見てくれた母に、義姉は、これっぽっちも悪いとは思わないのか。
「あっ、あー、すごい……あー、すごい」
 美千代は、子宮に突き当たる高人の逞しい律動に、感嘆の声を上げた。膣の入り口から、鉄のかたまりのような肉幹が襞を分けて突進し、リズミカルに子宮をノックする。その心地よい震動が、頭の芯にこだまする。声を上げずにはいられない。
 誰かに聞かれはしまいかと、もちろん思わないではない。隣りの部屋で寝ている晴枝が、いつトイレに起きて来やしないか。こうこうと電気をつけているこの部屋を覗いたりしないか。「おじいちゃん」に組み敷かれている母の痴態を目のあたりにして、気が狂ったりしないか。もし見られたら、いっそのこと、この人はあなたの「おじいちゃん」ではなく「お父さん」なのよと、教えてやろうか。晴枝がショックに耐えられる大人に成長するまで、その告白が待てないような気もする。
 いつの間にか睾丸と腰の痛みが消えた高人は、快楽の抽送行為を繰り返した。美千代の処女をものにしてから二十年がたった。それだけの歳月を経たにもかかわらず、この女の肉体のすばらしさはどうだ。豊満な肉体はいっそう磨きがかかり、今まさに円熟期といっていい。
 とろけるような柔肉はしっとりと、吸いつくがごとく、肌と肌を合わせているだけで、あたかも性交しているような強烈な密着感を与える。女を抱いているという実感がある。膣粘膜のこなれ具合はどうだ。肉幹の出没に従い、性器を丸ごと包み込み、絞り込む動きを見せる。あたかも口と舌で吸引愛撫をするかのようであるが、それ以上の快感を与えるのだ。
「あーあー、すごい! あなた、すごい!」
 じっとりと汗ばんだ高人の背中に両手を這わせ、抱き締め、開いて立てた膝をふるわせながら、美千代はよがり声を放った。力強いピストン運動に反応して愛の蜜はいよいよ豊かに噴き出し、ぺちょぺちょと淫らな音をたてている。
 義姉のよがる姿と痴声に、淳平はわれを忘れて見とれた。腰がけだるく重い。じわじわと、くすぐったい痺れ感がある。
 恐ろしいばかりに勃起しているのだった。夏物のパジャマのズボンを突き上げ、打合せのボタンをはじけ飛ばさんばかりにして、鋭いテントを張っている。股が濡れているのがわかった。まるで小便をもらしたようにじめっとしている。亀頭が当たっている部分を意識すると、水をこぼしたような濡れ具合だ。いつの間にか、先走りの液をおびただしくあふれ出させていた。
「あああ、あなた、もっと……もっといっぱい、してっ」
 美千代は立てている膝で高人の腰を挟んだ。少しでも接触しようと両脚を高人の尻にからめた。烈しい律動が少しも弱まることなく体を揺り動かす。淫らな声が喉仏を叩きながら発生しているような、妙なバイブレーションを帯びた。そんな声を放っていることが、いっそう快感に拍車をかける。引いた肉幹の一秒後の打ち込みが待ちきれず、自分から腰を波打たせている。
 美千代がむっちりと肉づいた脚を高人の腰に回したので、淳平の目に、抜き挿しされている美千代の性器が見えた。赤みを帯びた桃色の粘膜がひきつったりめくれ返ったりしている。かすかにピンク色の交じった白い会陰部が、愛液にぬめ光っている。薄いセピア色の肛門が、収縮してはひくついている。
 初めて目にした生々しい眺めに、淳平は抑えきれない劣情を催した。鋭いテントを作っている股間を手のひらで押さえた。ブリーフは濡れている。亀頭に猛烈な快感を覚え、思わず呻き声を洩らした。手をブリーフの中に潜り込ませた。かつてない太さを見せている肉幹に指を巻きつけた。ほんとに太い! 自分のペニスがこんなに太くなるなど、想像したこともなかった。
「ああ〜っ!」
 美千代が、絹を裂くようなよがり声を上げた。いや、美千代ではない。美千代は今、眉を吊り上げたり寄せたりして、さめざめと泣くような細い声を洩らしている。
(誰だ?)
 淳平は耳をすました。晴恵の部屋からかと思った。だが、違う。「ああ〜っ!」と長く尾を引く声は後方から聞こえてくる。二階からじゃない。母の部屋からだ。
 目の前の事のなりゆきに未練はあったが、母のことも気になってしまう。母は妊娠五ヵ月だが、そのことよりも、ずっと一人寝をしているはずの母が、何か淫らなことをしているのではないか、と淳平が思ったのは、今の状況からしてむりからぬことだった。淳平はきびすを返し、リビングを突っ切って母の部屋に向かった。
 
 
 
 
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