官能小説販売サイト 北山悦史 『女芯のおののき〜ロリータ・エロス傑作集〜』
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北山悦史    にょしんのおののき〜ロリータ・エロス傑作集〜

目 次
第1章 処女の蜜汁
第2章 お姉ちゃん、んで
第3章 美少女のアクメ
第4章 りょうじょくまみれ
第5章 ロリータ、いく!
第6章 肉仕込み(1)
第7章 肉仕込み(2)
第8章 もっといかせて(1)
第9章 もっといかせて(2)
第10章 獣交ロリータ
第11章 れんな肉襞
第12章 にょしんのおののき

(C)Etsushi Kitayama

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   第1章 処女の蜜汁

     カルピス発射

「ウソーッ! ほんとに出たあ!」
 ペニスから快楽のエキスがピュッピュッと噴出すると、春菜はそう叫び、びっくりした表情で飛びすさった。
「おいおい、ちゃんと最後までやってくれよ。約束じゃん」
 そういって隼人は、春菜の右手を引っぱった。その右手の親指と人差し指と中指に、ほとばしった白い体液が付いている。
 ぽってりした春菜の指を、射精が終わろうとしているペニスにいそいで巻きつけ、それを自分の手でおおい、隼人はダメ押しのしごきをつづけた。
 ものすごく気持ちがいい。ペニスを直接包んでいるのは自分の指ではない。やわらかい春菜の指なのだ。初めての少女の指のクッションがたまらない。先っちょが焼けて溶けちゃいそうだ。
 春菜の指が亀頭のくびれに打ち当たるたびに、ピュッピュッ、ピュッ、と、一回がほぼ亀頭の長さ分のザーメンが飛び出て、もう力が弱くなっているために、出るそばから落ちて隼人の手と春菜の手に降りかかる。
 春菜は目をいっぱいに見開き、口は中途半端に開いて射精現象を見ている。指が汚れようがどうしようが、そんなことにはかまっていられないふうだ。いや、自分の指が男の精液で汚れていることなど、おそらく気づいていないだろう。目は、亀頭の先一点に釘付けになっている。
 痺れに似た快楽の余韻が熱く亀頭に残り、肛門はなおけいれんしているものの、精液の噴出はなくなった。とろり、とろりと、前ぶれの粘液そっくりな透明な体液が、赤紫色の亀頭の口から滲み出てくるばかりだ。
「終わった。一応」
 とはいってみたが、感じのいい春菜の手を放す気にはなれない。今しばらく、こうしてくるんでいてほしい。せめて勃起ぼっきが収まるまでは。
「……」
 春菜が顔を上げて隼人を見た。半分泣きそうな顔をしている。
「どうすんのお? これえ」
 目を落とし、なじるように隼人を見上げ、指に降りかかった精液をどうしてくれるかといっている。
「もちろんめるんだよ。さっきビデオの女がしてたろ? カルピスだもんよ」
「えー? これがカルピスー?」
「ほら、確かめてみ?」
 隼人は春菜の手をつかみ上げ、とろーりとザーメンがしたたりそうな人差し指と中指を鼻に近づけた。
 むっという顔をして口を〃へ〃の字に結び、とりあえず春菜は警戒体勢を取る。が、興味はあるのだ。あるどころか大ありなのだ。その証拠に、顔はほんの一センチ後ろに引いただけだし、目は寄り目に近くして、白い液体にまみれている自分の指を睨んでいる。もし今、春菜が自分一人だったら、カメレオンみたいな素早さでしゃぶるだろう。間違いなくそうする。
「女にとって男の精液は最高のごちそうなんだよ。最高級カルピス。舐めてみ?」
 ぐいと、指を鼻に突きつけてやる。うっ、という感じで春菜が顔をのけぞらせるが、それもせいぜい五ミリだ。春菜は、絶対舐める。味をしめて、毛や腿のところに飛び散った精液も舐めさせて、というかもしれない。
 もっとも、隼人自身、精液が本当に女にとってうまいものであるのかどうか、ちょっと疑問ではある。というのは、どうもそうらしいということを知ってから、実際に自分で舐めてみたことがあるからだ。
 結果は、どっちかというとNOだった。決してまずいとはいわないまでも、お世辞にもうまいとはいえなかった。まあ、そのことでわかったのは、精液がうまいとは思えない自分はきっとホモにはならないだろう、ということだった。
 しかしそれはあくまでも男の自分が、ということであって、世間でよくいわれていることが嘘、ということではない。事実、初めて男の射精現象を見た春菜は、少なくとも逃げ腰にはなっていない。
 それに春菜は、つい今し方、フェラチオをしていた女が、噴出したザーメンをいかにもうまそうに舐め取っていたのをアダルトビデオで見ている。用意万端整っている、といっていい。
「じゃ、ちょっとだけ……」
 さすが従妹だった。ちょっとだけ、といったのに、春菜はブドウの実を口に入れるように顎をしゃくり上げ、こっちがしゃぶりたくなる桃色の舌を出し、白いエキスを最も多量に受けている人差し指の腹を、その舌でぺろりと舐め上げた。

     暗闇のいたずら!!

 それにしてもいい夏休みだったと思う。こんないい夏休みだったらいくらあってもいい。どうしてもっと早くなかったかと思う。まあ、あと半年の辛抱だが。
 いや、春菜とはまた正月に会えることになっている。それまでほんの三ヵ月半の辛抱だ。それから春になって、自分はなんとしても名古屋の大学に行く。そうしたら春菜とは毎日会えることになる。
 もしかしたら、春菜のうちに下宿することになるかもしれない。春菜の母は母の妹なんだし、十分にありうる。そうなったらこないだのつづきを夜通し……。
 中二の従妹の春菜が遊びにきたのは八月十日のことだ。目的は横浜博とディズニーランドに行くことだった。名古屋のデザイン博がおもしろかったので横浜博も見たい、そのついでにディズニーランドにも行って、ということで来たのだった。
 隼人の家は共働きで、案内役というと一人っ子の隼人しかいない。隼人が行っている予備校の夏期講習がちょうど中休みに入ったところだったので、グッドタイミングといってよかった。
 しかし翌十一日の横浜博にしてもその翌日のディズニーランドにしても、見物とか遊びとかいうより、はっきりいって恋人同士のデートだった。予期せぬうちにそうなって、あとはズルズルという感じだった。
 そのキッカケは初日の横浜博だった。とにかくメッチャンコ熱かった。それが、長いこと待ってやっとのことパビリオンに入ったとたん、モロ、天国。その涼しさ。Tシャツの汗がサーッと退いていき、腕なんか冷たいぐらいで、もう夢見心地。
「あー、涼しいーっ。生き返ったみたいー」
 展示物なんかどうでもよくなって、春菜が瞳をキラキラさせ、レモン色のタンクトップからき出しの、こんがり日に焼けた右腕を寄せてきた。
《ここだ!》
 というような、一種の衝動があった。右後頭部の髪がひとつかみ立った感じがあって、それに衝き動かされる思いで、隼人は春菜の腕に自分の腕をすり合わせた。
 自分の腕もそうだったのだろうが、春菜の腕はさらさらに乾いてひんやりしていた。
「わー、さらさらー。春菜ちゃんの腕、ひんやりしててきんもちいいー」
 隼人がそういうと、春菜も負けじと腕をすりすりと合わせ、
「隼人さんの腕もォ。あーいい気持ちー」
 春菜の瞳には明らかに隼人と同じ〃衝動〃が見て取れた。そしていったんそうなってしまえば、いうまでもなく後戻りはきかなかった。
 パビリオンを出てからもいつでもどこでも、二人は恋人よろしく腕と腕をからめ、手をつないだりして常に接触を保っていた。
 翌日のディズニーランドで、決定打があった。真っ暗闇のシンデレラ城で、集団の最後尾になって手をつないで進んでいる時、隼人は春菜を引き止めた。
 どうも春菜はそうされるのを待っていたようだった。隼人が体を引き寄せるより早く、体を投げ出してきた感じだった。
「春菜ちゃん、好き」
 しなやかな体を抱きしめながら隼人が告白すると、
「うふーん」
 とかなんとか、はっきり聞こえはしなかったし、聞く余裕もなかったが、とにかく春菜は肯定の意思表示をした。まあ、それは前々からわかっていたことではあったが。
 隼人はぶっちゅっ、と、思いっきり口づけをした。ところが真っ暗闇だったものだから、唇は命中せずに春菜の唇左半分と左のほっぺたをこすった。
 それを春菜は〃修正〃したのだった。顔を動かして、唇と唇とが密着するようにしたのだ。そうしてから、体をぐったりとさせ、隼人にゆだねてきた。
 お化け屋敷なんかは、キスをするために入るようなものだった。並んで並んで四回も入ったが、自分達のために用意されたみたいな二人用のカプセルで、二人はキスをしまくり三回目には、ついに隼人は意を決して、春菜のタンクトップの胸に手をわせた。
 春菜がキャーッとか叫んでも、お化け屋敷なんだから平気だった。
 しかし、キスをしながらおそるおそる右のおっぱいにタッチしてみると、
「やーん」
 と、春菜は「いや」というのではなく、すごく満足げな声を出したのだった。
 ただ、ジーンズのミニスカートの中に手を差し込んだ時は、ちょっとしか触らせてくれなかった。
「なんで? どうして?」
 と聞いても、
「なんでも。どうしても」
 としか春菜は答えず、キメ細かいしっとりしたももをぴっちり閉じ、スカートの上から隼人の手を抑えた。
 あせることはない、と隼人は自分にいいきかせた。春菜はすぐに名古屋に帰るわけではない。予定の横浜博とディズニーランドが終わったから、あしたからは家の中だ。昼間は二人っきり。春菜は隼人が集めているビデオを見せてもらうといっている。そこがまた、隼人の付け目でもあった――。
 
 
 
 
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