高 竜也 母・禁断の香
目 次
兄嫁と義母
禁じられた性戯
淫れた母娘
愛姦に疼く肌
背徳の濡れた唇
美母ふたり
(C)Tatsuya Koh
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兄嫁と義母
1
はめこみの大きな姿見に映る自分の姿を、由利江は熱く潤んだ瞳で見つめていた。
湯あがりの裸身をソファに横たえて、両脚を少しずつ開いていくと、身体のなかで何か淫らなものが揺れ動き、自然と指が湿ったデルタ地帯に向かっていく。
無駄な肉のない二十五歳の身体は、すでに、ある期待と興奮で震え、下半身の肉の狭間は胎内から湧出する愛液で熱くぬめって、異物の侵入を待っていた。
夫の教一がこの身体を抱けなくなってから、二カ月近くがすぎていた。
大洋ファーマシーという薬局チェーンの総帥である義父が、脳出血で突然倒れてから、教一は全国に散らばっている薬局を駆け巡り、現在、拡張中の北海道や四国の支店の指揮をとるうちに、どういうわけか、突発的にインポテンツになってしまったのである。それが一時的のものかどうかの判断もつかないまま、梅雨が明け、本格的な夏がやってきてしまっていた。
義父は、倒れた伊豆下田の別荘からそんなに遠くない病院に入って、このところ小康状態がつづいていたが、医師は、はっきり再起できるとは言わなかった。
由利江は、義母の千加子と夫の弟である信司と一緒に、十日ほど前からその別荘に来ていた。義母といっても、千加子は、義父にとって二度目の妻で、まだ三十八歳にしかなっていない。元秘書であるが、前妻の存命中から愛人関係にあったらしいという噂もちらほら聞いている。
信司は今春高校を出たばかりの予備校生で、私立の有名な医学部を受験したが、二十数倍の難関を突破することができなかった。夏期講習もあるはずなのだが、あまり勉強の好きでない信司は、夏休みぐらいはゆっくりしたいと言いはって、この別荘に来てしまったのだ。
西条家にとって、信司は最大の権力者といってよい。なにしろ父の綜太郎が五十歳近くになって生まれた子供だから、わがままいっぱいに育てられ、おとなしい長男の教一より、あまり頭もよくない信司のほうが、ワンマンである綜太郎のお気に入りなのだ。
由利江は教一と結婚して三年、難しい家庭環境の中で、よくやってきたと、自分でも思ったりした。教一の愛があればいい。それが唯一の心のよりどころだった。
それなのに、愛する夫から抱いてもらえない。由利江は悶々とした日々を送った。
それが、今日の昼下り、別荘地の裏の雑木林で、若いアベックの灼けつくような愛の抱擁を垣間見てしまったのだ。
屹立した男のこわばりを口に含んだ女は、まだハイティーンではなかったろうか。しかし、その表情は蕩けるように甘く、朱に染まった裸身からは熟した女の匂いがたち昇っているようだった。
それに、少女のような顔に似つかわしくない吸引をして相手を挑発していた。
こわばりの柄元近くまで呑みこんだかと思うと、次は、亀頭部分だけを残してすべて吐きだし、唾液で濡れた陰茎部分を、美しく細い指で握りしめてゆるゆるとしごく。そのたびに、男は女のような声を出して全身を緊張させた。
時折り、女は男の一物をすべて吐きだし、うっとりと眺めながら頬ずりし、アイス・キャンディでも舐めるようにペロペロと舐める。それだけではない。そうしながら、片手で皺々の袋をこねるように揉んだりもする。
由利江は、自分が経験したこともない行為を、やすやすと若い女がやるのを見ているうちに、全身が炎にあぶられているような感じになり、亀裂の柔肉がペニス欲しさに小刻みに震えだすのをはっきりと感じた。
相手の男の体はスリムであったが均整がとれ、胸や腰まわりにはピリピリした筋肉が張りついていて、久しぶりに男の全裸を見た由利江は、もうそれだけで股間を熱く濡らし、知らぬ間に木立の幹にその部分をこすりつけて、いっときの陶酔にひたっていた。
別荘に戻ってあわただしくシャワーを浴びて新しい下着に取り替えても、心の動揺と身体の火照りはそのままつづいていて、夕食前のお決まりの信司との勉強も落ち着かないままに終わってしまっていた。
もともと、由利江が夫の面倒もみないで別荘に来たのは、義父の要請があったからである。お茶の水女子大を出た由利江は、教員の資格を持っていた。義父はそこに目をつけて、次男の信司の家庭教師役を命じたのである。
教一にとっても、かえって、それは都合のいいことであった。このところのぎくしゃくした夫婦関係を調節するためには、少し離れて暮らしたほうがいいと考えていた矢先であり、父の考えに一も二もなく賛成した。由利江も、正直、息抜きの機会を与えられてホッとした。
義母は、しょっちゅう病院へ出かけているので、別荘でのんびりする時間はいくらでもある。食事を作ることと、一日数時間、信司に勉強を教えること以外は、すべて自分の自由時間だ。海で泳いだり、散歩をしたり、時には、誰にも邪魔されることなく昼寝をしたり……。そんな矢先に、ショッキングな光景を目撃してしまったのだ。
愛の激しい営みに熱中していたアベックの幻影は、風呂から出て寝る時間になっても、まだ、由利江の脳裏から離れようとしなかった。
由利江はとうとう誘惑に負けた。指で自らを慰めるという行為は、大学の時以来であった。
薄いパールピンクの爪が、にわかに淫らな色合いに見えたりした。ハイレッグの水着を着るために、デルタの茂みの両端は丁寧にカットされている。中指がそのあたりに到達すると、ほんの少し、ザラついた感触が伝わってくる。
縦長の茂みはどちらかというと薄くて頼りないくらいに少ないが、夫の教一はそういう形を好んで、ベッドに入ると、行為のあるなしにかかわらず、必ず、一度はそこに指を這わせたものである。
由利江は、自分の手が他人のものであってくれたら……と思いながら、サラッとした繊毛を撫でまわしてほんのちょっぴり恥丘に掌の重みを加え、陰毛の下に隠れたクリトリスを圧迫した。その瞬間、ピリッと電流のようなショックが全身にひろがった。
「ハア……」
久しぶりに味わう心地よさに、由利江は思わず呻いて、さらに大きく両脚をひろげた。
自分でもいやらしいと思った。思いながらなおも放恣に身体を開いた。
茂みの下の淫裂は歪んだように会陰部に向かって流れ、そのさらに下には、小さな花の蕾にも似たアヌスが恥ずかしげに顔をのぞかせていた。すでに肉の割れ目は奥から湧きでた透明な露で濡れそぼり、心なしか、小陰唇は何かを待ちわびて細かく震えているようだった。
人差し指と中指をV字型にして、上部から肉唇に当ててそっと左右に開いた。トロリと淫汁が割れ目にそって会陰部に流れ落ちていく。
豆粒大になったクリトリスを両方の指で挟んで、ゆるゆると揉んでみる。さざ波のように、そこから身体の隅々にまで官能の炎がひろがり、けだるくなった全身は火のように熱い。
姿見に映った淫裂を、由利江は、まるで他人のもののように見つめた。ここに、あの太くて硬く逞しいものが入ってきたら、さぞ……。そう思うだけで、由利江は、もう全身がわななくように震えるのを、どうすることもできずにいた。
奥から、また、何かが流れでてきた。ふわっと、淫口がふくらんだかと思うと、またしても愛液が押しだされ、亀裂のままに下方に流れ落ちていく。一部はソファ・カバーの布地に染みをつくり、残りはアヌスにまで到達して、くすぐったい感触を伝えてくる。
人差し指の先で溢れでたものをすくいあげるようにして、由利江は陰毛の上に塗りたくった。はしたないという感情とは別に、もっといやらしい、穢らわしい方法で自分を汚したいという気持が、心のどこかで疼いていた。
陰毛はぴったりと恥丘に張りつき、剥きだしの陰核がひどく大きく見えた。
これが、私の……。由利江は陰核をまさぐりながら、身体が溶けていくような気分に襲われる自分をいとおしく思った。
誰も、この熟れた身体を抱いてくれる人がいない。それはひどく不当なように思われた。うんといじめてやる。由利江の指は、まるで性器全体をかきむしるように動きだした。
表面をなぞっているだけでは我慢できなくなってくる。中指が、まるで吸いこまれるように湿った蜜壺の中に没した。
「あっ、ハア……」
熱い吐息が、澱んだ室内の空気を震わせ、部屋いっぱいに、濃厚な女の匂いがたちこめた。また、由利江自身、その匂いに酔いしれた。
中指だけではもの足らず、さらにまわりの二本の指を割れ目の中に送りこんだ。ズーンと身体が痺れ、充足感がひろがっていった。
これは、男のアレ……ペニスだわ……。そう思いながら、三本の指で思うぞんぶんに攪拌した。
強烈な快感が甦った。身体はちゃんとそれを覚えていた。だが、なにかが足りなかった。何だろう?……
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