官能小説販売サイト 高竜也 『母・美保』
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高 竜也    母・美保

目 次
第一章 隙間から覗く母の痴態
第二章 くうけいの母が咥える張型
第三章 背徳の美味に震える秘肉
第四章 むなしく散った白い飛沫
第五章 母をとらえる不吉な妄想
第六章 亀裂をまさぐる息子の指戯
第七章 母と息子のシックス・ナイン
第八章 息子を狂わせる母の情交
第九章 息子の前でさせられた自慰
第十章 見せつけられた迫真の性交
第十一章 母に強いる凶暴な行為

(C)Tatsuya Kou

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 第一章 隙間から覗く母の痴態

 夜露を含んだ初夏の木の芽の匂いが、開け放たれた部屋の窓から、微妙な風の流れにのって忍びこんできた。
 夕食をすませると一時間ほど休憩し、十二時まで勉強することを日課にしていた予備校生の明彦は、いつのまにか机に突っ伏して眠っていたが、鼻腔をくすぐるその匂いでぼんやりと目覚めた。
 網戸の外側に名も知らぬ虫がへばりついて交尾しているのが見える。明彦は鉛筆の先で突つき落とそうと構えたが、ふと憐れみを感じて鉛筆をもとに戻した。
 時折り、身をさいなむ女体への欲情を、痛いほど感じている近頃の明彦は、この小さな生物の生きる歓びを中断するのに忍びなかったのだ。
 虫の行為を、自分と千加に置きかえてみた。
 高校時代から、誰もが目を見はるような成熟した肉体を、なみはずれた頭脳とともに誇示していた千加は、教師も含めた全校の憧れの的だった。
 中学生で自慰を覚えた明彦は、何回、いや、何十回、何百回、千加の肉体を頭の中に描いてむなしい孤独の快感に酔ったことか。
 千加は、周囲の者がうらやましがるほど、明彦君、明彦君といって、なにかにつけて接触してきたが、それは性を超えた気のおけぬ友だちという感覚だったのだろうか。しかし、明彦にとっては、無惨なほど女を意識させる存在だった。
 夏の日の汗ばんだ肌から発散する甘酸っぱい匂い。冬のセーターの中にこもった熱気で漂ってくるふくよかな香り。明彦は、夜ごと千加を想い描いては、精気を飛散させた。
 その千加は今、全国の才媛が集まる国立の女子大生。明彦は大学受験浪人の身の上だ。
 虫は死んだように動かない。ひょっとすると快楽の極みのなかでほんとうに死んでしまったのだろうか……。
 明彦は、そっと息を吹きかけた。何か動く気配がしたが、あとは、そのままの姿勢を保ちつづけている。至福の中で、生の歓びを満喫しているにちがいない。
 千加の躰のうしろから、あんなふうにして……。空想のいとぐちをみつけただけで、明彦は下腹部がジーンと音をたてて充血してくるのを感じていた。
 いつか友人が見せてくれた写真のように、千加の性器も、真うしろから見れば、あんなふうになっているのだろうか……。意外な大きさで尻の下に切れこんだ醜悪な裂け目と密生した恥毛を、明彦は驚異の眼差しで凝視したものだ。
 千加のあんな裂け目のうしろから、これを……。明彦はズボンの中で苦しそうにもがいている分身をしっかりと握りしめていた。勉強が疲れた時ほど、始末におえぬくらい勢いづく己れの分身は、ほんの十度と右手を往復させぬうちに、貴重なタンパクをいつも飛び散らせてしまう。
 そのあとのむなしさが、明彦はたまらなくいやなのだ。
 もう寝よう、今日の予定はとうにすんだし……。そう心に決めて窓を閉めようとした時、明彦は、奇妙な声を聞いたように思った。耳をすませ、目をこらして庭をうかがった。風が運んできたのは六月の匂いだけではなかった。
 明らかにそれは、女の、しかも、なにやら苦しそうなうめき声だ。胸騒ぎがした。鍵型に建てられた奥にある父母の寝室の窓から灯りがもれている。普段なら、もう、とうに寝入っている時間なのだ。
 父の昭司は、昨日の夕食の時、一カ月ぶりで大阪の仕事先から帰ってきている。昭司は大規模な新空港建設プロジェクトチームの技術部門の責任者として一年ほど前から単身赴任している。一人息子明彦の大学受験には、環境を変えないほうがいいという方針で、東京に妻の美保と明彦を残したのだ。
 明彦は、両親の寝室から聞こえてくる微妙な声が、すぐにセックスに結びつく年令になっていた。
 これまで、たびたび、母の悲しそうな嗚咽を聞いたことがあったが、今夜の声は、今までとは何か違っていた。ほんのわずかだが、カーテンの隙間が見える。それが、明彦を大胆にしたといってよい。
 千加との空想の情事のつながりも、若い好奇心をかりたてた。明彦は、部屋の灯りを消すと、足音を殺してベランダにおりた。一歩、一歩、両親の寝室の窓に近づくにつれてまるで早鐘のように動悸が高まる。脈打つ音が、夜のしじまを破って周囲に聞こえるような錯覚におちいり、ひとしきり明彦は身震いをした。
 大きく深呼吸をして、ようやく窓辺にたどり着く。寝室の構造は手にとるようにわかっている。
 廊下のドアを開けると左に母の総桐のタンスがはめこまれ、右は、相似の観音開きの扉が二つ、それぞれ父と母用の衣裳入れになっている。そして、ベランダ寄りの窓にぴったりくっついてダブルベッドがあり、サイドボードと小型冷蔵庫が置いてある。
 明彦は、勉強で疲れた時、母の匂いのしみこんだベッドで仮眠するのが好きだ。近頃は、さすがに遠慮しているが、以前は、よく朝方まで眠りこんだものだ。
 
 
 
 
〜〜『母・美保』(高竜也)〜〜
 
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