官能小説販売サイト 蘭光生 『生贄プリンセス』
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蘭 光生    生贄プリンセス

目 次
ザ・レイプ・リベンジャー
 第一章 白い女体 行きずりの凌辱
 第二章 罠に堕ちた女 令嬢OL由佳
 第三章 囚われの女 同窓生由加
 第四章 肛淫に啼く女 女子大生葉子
肉の水中花
処女花もよう
生贄プリンセス

(C)K. Ran

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 ザ・レイプ・リベンジャー


 第一章 白い女体 行きずりの凌辱

     1

 人生には、運命的な曲がり角がいくつもある。
 その曲がり角は、近づきながら見えるときもあれば、突然、思いがけなく目の前に現れることもある。ときには、知らないまに曲がり角を曲がってしまい、あとでそれに気づくこともある。
 たとえば、大学入学、就職、結婚などは最初の例だし、恋人との出会い、会社の倒産による失業、交通事故、父母の死などが二番目の例といえよう。
 車のセールスマンの田島昇が、その夏のある昼さがり、突然催した生理的欲求のために、ひとのない木立を探し、車を林のなかの横道に乗り入れたとき、彼はまだ自分が運命的な曲がり角を曲がったことに気づかなかった。昇自身、ずいぶんあとになって、そうか、おれはあのときに運命の曲がり角を曲がっていたのだと気がついたくらいである。
 東京に隣接する近県の市や町を、車のセールスをしている最中、昇は急に便意を催した。あたりは畑ばかりで、家はほとんどない。まさか見晴らしのきく畑のなかでするわけにもいかず必死にこらえながら、やっと向こうに木々に覆われてこんもりとした林を見つけた。
 舗装道路から横道に入り、車を走らせていく。道は意外にくねっていたが、それでも自動車は楽に通れた。途中で二岐に分かれていたので、昇は道の荒れている左の道に車を入れ、やっと人目のつかない場所を見つけ藪のなかにしゃがんだ。
 用をたし、ほっとして立ちあがったとき、遠くで女の悲鳴がした。
(ん?)
 耳をそばだてたが、木立や藪のなかにはまったく人気は感じられなかった。
(空耳か……)
 と思い、車にもどろうとしたとき、こんどこそはっきりと女の声を聴いた。
 昇は声のしたほうへ、木立の下生えのなかをつっきり、かけ足で走った。すると林のなかにぽつんと農家らしい家が一軒見えた。近づくと、庭に車がとまっている。さっきの二岐に分かれた右の道をくると、その農家の横に出たにちがいない。その道が農家の向こう側にかすかに見えた。昇は道と反対側の農家の裏のほうから近づいたらしい。
 昇はなぜか本能的に足音を忍ばせた。
 また、女の叫び声がしたが、こんどはさっきよりも弱々しい声になっている。やはり、その農家のなかからだった。
 もう疑う余地がない。
 昇は急に胸が高鳴るのを感じた。
 こんなチャンスにめぐりあえるなんて……まるでレイプ小説かポルノ映画を見ているみたいじゃないか!
(ここで大声を出して女をいじめている男をびっくりさせて逃げださせるか、それともそっと近づき、様子を見てから救ってやるか、救援を求めにゆくか……)
 やっぱり様子を見ることが先決問題だ、と昇は思った。もしかすると、女がひとりで発声練習しているのかもしれないし、あるいは農家の夫婦がセックスしているのかもしれない。それとも、夫婦がまっ昼間からSMプレイを楽しんでいるのかも……。
 昇は木立と藪の生い茂った道のない裏手から近づいたことを感謝した。覗きへの興味と期待で、足がふるえるくらいに興奮してきた。
 足音を殺し、呼吸も押し殺すようにして、静かに静かに裏の窓に近づく。
 男の声がはっきり聴こえ、ふたたび女の叫び声と人の暴れる気配がした。
「おらおら、いいかげんにしねえか。いくら森のなかの一軒家っていったって、村は小さくてせまいんだ、いつ、誰が通りかかるかわかりゃしない」
「あっ、やめて! きゃっ!」
「おい、ちゃんと抑えてろや。まったく、いせいのいいスケだぜ。おらよ!」
「あっ、いやっ! 縛らないで!」
「なにぬかしやがる。つい可哀相だと思って縄ほどいてやりゃあいい気になってひっかきやがるくせに!」
 やっと窓の下に昇は到着した。
 破れ障子の隙間から土間ごしに家のなかが見えた。
「ほら、ちゃんと手をそろえねえか!」
 ビシッ!
 ビンタの音がした。
 
 
 
 
〜〜『生贄プリンセス』(蘭光生)〜〜
 
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