官能小説販売サイト 一条きらら 『蕩ける女』
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一条きらら   とろける女

目 次
1章 初めての不倫
2章 柔肌の疼き
3章 悶えた夜
4章 欲望の囁き
5章 婦人科医師の指
6章 淫らな玩具
7章 秘悦の恋
8章 愛戯の結末

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   1章 初めての不倫

     1

 今夜もはなは、ベッドに入るのが待ち遠しかった。
 結婚して三年目なのに、新婚のころのようにワクワクする。夫に抱かれる甘美な夜を、期待してだった。
 入浴して、肌の手入れをすませた花実は、淡いピンクのネグリジェ姿で、ダブルベッドに入った。
 夫のけいいちが、スタンドの灯を小さくして、抱き寄せてくる。
 その腕の中で花実は、クックッと甘くしのび笑った。おかしいのではない。うれしさと、淫らな行為への期待と、幸せな気持ちからだった。
 花実の甘いしのび笑いの意味を、敬一は知っているくせに、わざと冷やかすように言う。
「何がおかしい。うれしそうな顔して」
「だって……」
「今夜も、たっぷりエッチしてもらえると思ってだろう」
「あら、いいのよ、お疲れでしたら、何もしなくたって」
 澄まして答えながらも花実は、習慣のように敬一のパジャマの股間に手を伸ばす。硬く膨らみかけているものを、そっと握ると、身体の奥が熱くなる。
「夫が抱いてくれないからって、不倫に走っちゃう妻が多いらしいからな」
 敬一のその言葉で、花実はまた、クックッと小さくしのび笑った。
 最近の敬一が、毎晩のように花実の身体を求めるようになったのは、先月、花実がパート勤めを始めてからだった。
 パートの仕事をしていれば、外でいろいろな人間と会う。男からの誘惑のチャンスもあると敬一は心配になったらしい。
 決してしっ深い夫というタイプではないが、花実がパート先で出会った男性のことを、あれこれ話すせいかもしれなかった。
「じゃ、妻に不倫されたくない一心で、本当は疲れて眠いのに頑張って下さるの?」
「それだけじゃないさ。もう一つ、理由がある」
 敬一が、花実のネグリジェの胸のボタンをはずし、真っ白でふくよかな乳房をあらわにしてまさぐった。
「どんな、理由?」
 花実は仰向けになって腰や背中を浮かせ、敬一の手でネグリジェを脱がされた。
 三十歳になったばかりの肉感的な裸身が、スタンドの淡い灯のもとで、妖しく息づいている。
「花実が、いくってことを、初めて知ったからさ」
 敬一が、花実の左の乳房を手で押し包むようにして、乳首を吸った。
「あン……」
 花実は甘くうめき、乳房がふるえそうな気がした。
「エクスタシーを知ったばかりの妻の肉体って、夫にとって昂奮させられるものなんだ」
 乳首に唇を触れさせたまま敬一はつぶやき、
「今夜も、いかせてやる」
 と、舌先で転がし、吸いたてる。
「ああ、あなた……」
 花実は、あえぎ始めた。敬一が舌先を、細かくそよがせて乳首をなぞる。
「いい……いいの……ああ」
 うわごとのように口走りながら花実は肉体を熱く硬直させる。敬一の舌の感触と動きが、秘部の花芯に甘く響くような快感を湧き起こす。
 乳首を吸われたまま舌先でなぞられる愛撫に、花実は弱かった。
「ねえ……あなた、ねえ」
 と、左右の内腿を、すり合わせて悶えながら白いパンティのふちに花実は手をかけた。
 早く脱ぎたがっていると、敬一は察していて乳房に顔を埋めたまま、そのパンティ越しに秘部をまさぐる。その手や指の動きが、もどかしくも淫らで花実はいっそうせつなそうに喘ぐ。
「はしたない奥さんだ、パンティをこんなに濡らして」
「だ、だって……」
「脱ぐまで待てないのか。ヌルヌルがあふれるほど欲しがって、やりたがって……」
「い、いや、そんなこと、言っちゃ」
 恥ずかしがる花実のパンティを、敬一がたぐり下ろして足首から抜き取り、起き上がってパジャマと下着を脱ぎ始めた。
 その気配に花実はこの上なく昂ぶって、
(今夜もまた、あのエクスタシーを味わえる……!)
 と、頭の芯がしびれそうなほど熱くなるのだった。
 
 
 
 
〜〜『蕩ける女』(一条きらら)〜〜
 
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