官能小説販売サイト 川本耕次 『街にはセーラー服がいっぱい』
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川本耕次    街にはセーラー服がいっぱい

目 次
制服図鑑・中身付き
放課後身体検査
マン線スクール水着
美少女前線
ビキニのスクール水着
ふたりぽっちの運動会
水蜜桃とスクール水着
美少女主義者
倉庫の中の少女たち
街にはセーラー服がいっぱい

(C)Kouji Kawamoto

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   制服図鑑・中身付き

 静まりかえった商店街。
 日曜の昼などはそこそこ買物客でにぎわうが、こんな真夜中ともなると、帰りそびれた酔客がたまに通る以外に人はいない。だから、店の二階でスイッチが入れられたのにも、誰も気がつかない。
 天井からマネキン人形を照らすハロゲンの白っぽい光。
 ひとつ深呼吸をしてから、彼はそっと手をのばした。
 けがれのない、セーラー服。
 まだ誰も袖を通していない、紺色のウールの感触。指にやさしく、生々しい少女のぬくもりまで感じさせるような気がする。
 ツータッグでダブついたズボンのポケットからまさぐると、とっくに彼のペニスはこわばっている。
 やわやわと揉みしだきながら、彼はもう片方の指でセーラー服の胸を撫でている。
 まだ、かたい少女の胸。まだ誰も触れていない無垢な美少女……。あるいは、そんな錯覚は出来の良すぎるマネキン人形のせいかも知れなかった。
 ……いや、マネキンと呼ぶのはふさわしくない。
 それは、業界では『ライブ・タイプ』と呼ばれる種類のもので、本物の人間からそっくり型取りをしている。
 顔だけではない、どこかの誰かの全身をシリコンで固めて雛型を作り、それからFRPでマネキンを作る。
 もちろん、生々しい彩色がほどこしてあった。顔だけでなく乳首までも。そんなことを知っているのも、実は彼はこの店の店員だったからだ。
 しらゆり洋装店。
 女性物の専門店とはいえ、けっこう力仕事も多い。退職してしまった老人のかわりというわけで、女店員たちに交じって働きはじめて、まだ数カ月。
 けれど、まだこのライブ・マネキンには慣れない。まして夜中にスポットを浴びて一人の、こんな状態では。
 凍りついたような幻のセーラー服美少女を前にして、彼はジッパーをおろした。
 勃起したペニスに、買ったばかりのコンドームを被せる。なんかヌルヌルするのでハンカチで拭った。
 それから、誰もいないのをいいことに、マネキンの少女をまさぐりながらペニスをこすりはじめる。
 セーラー服の少女、ちょっと生意気そうな、あるいは得意げな、そんな表情。きっと一糸まとわぬ全裸で型を取られたはずなのに。
 裸でいるのが嬉しいみたいな、そんな顔。そっと唇を盗んだりしても、絶対に文句を言ったりしない。
 まだ、生意気そうに笑っている。
 ……そうだ、あっちに体操着の娘もいたし、スクール水着の娘も。
 真夜中のハーレムだ。
 どういうわけか、この季節にだけひっぱり出される少女たちのハーレム。けれど、すでに新学期が始まってしまった今となっては再び眠りにつく運命。
 しなやかな四肢をしたスクール水着の女の子はちょっぴり恥ずかしそうな顔をしていて、彼は気にいっていた。
 学校別に三体ほどあるうちの、右。
 シンプルな紺のもの。ラインのないタイプだ。あのセーラー服と同じ城北女子高校の女の子が好きだ。
 胸はまだ小さい。それに股間はしっかりふくらんでいても、セックスのための構造まで設備されているわけじゃない。そこは単なるふくらみだけ。割れ目さえ、ない。
 ぬくもりも、ない。
 反応も示さず冷たいままの恥丘を撫でながら、けれども彼は確実に、ゆっくりと、その気になっていった。

 秋には銀杏いちょうの葉が舞い、夏には緑濃い木陰となる坂道。
 そこは、セーラー服の通る道だった。
 例の、それを撫でさすり、唇を這わせ、舐め、コンドームに包まれたペニスをこすりつけて射精した、あのセーラー服。
 休日の午後に、彼はそこを歩いていた。
 休みとはいっても、店が休みなだけで城北女子高校はいつもと同じ。授業が終わる時刻なのは計算してある。だから、校門からおおぜいの少女たちが吐き出されてくる。
 いったり来たりした。
 女の子たちは誰ひとり彼のことなど気に止めない。騒がしくおしゃべりしながら銀杏の緑が芽を吹きはじめた道を降りてくる。
 北に向かう娘は極端に少ない。だから、校門までたどりつくと必然的に引き返すこととなるわけだ。
「ねえ、ねえ、聞いた? ヨーコさんって、イケイケなんだってよ」
「うっそーっ、おとなしそうでそう見えないじゃん」
「ホントだって。誘われれば誰とでもセックスしちゃうんだって」
 ふと耳を澄ませば、そんな聞き捨てならない会話まで聞こえてきたりして、それくらい、女の子たちは自分の世界に夢中だ。
「シッ、……あそこにいるじゃない、ヨーコさん。聞こえちゃうわよ」
 道の、あちらがわ。
 群れ集うのが癖の女子高生らしからぬさまで、独りで歩いている。
 
 
 
 
〜〜『街にはセーラー服がいっぱい』(川本耕次)〜〜
 
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