官能小説販売サイト 川本耕次 『スクール水着の『愛』』
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川本耕次    スクール水着の『愛』

目 次
おな兄ダイ好きッ
助平女子高生
水の中の恋人
交換日記
愛人母娘
スクール水着の『愛』
妖精たちの谷間
ヴァージン・ブギ

(C)Kouji Kawamoto

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   おな兄ダイ好きッ

 そりゃもうなんたってお年頃だもん、オナニーくらいする。アタシだって、あのヒトだって、そりゃそうよ。でも、でもね、だからってナマで見せられちゃうとショックショックショック。もう、金属バットで頭ガーンて殴られたみたいな?
 といってもまえから怪しいな〜とは感づいてたんだ。このごろお兄ちゃんてばなんだか長風呂。なかなか出てこなかったりするんだもの。
 その晩もそうで、けどアタシってば急いでたんで気がつかなかったのよね。バスルームの電気がついてるんだって、ああ、消し忘れたんだわ、くらいの感じ。
 ガバッとドアをあけてしまった。
 驚きのあまり、まるで二人とも何も言えなかった。ボーゼンジシツ状態。というわけで、すべてを観察してしまったアタシなのだ。
 白い泡まみれのチンコにぎってるお兄ちゃん、コスってたのは間違いない、ってるもの。赤く腫れあがってサラミ状になって、こちら向いて震えてる。
 ホントは瞬間だったのかも。でも、永遠かとおもえるほどその時間は長かった。
 でも、でもよ、ハッと気がつけばアタシだって裸じゃん。
 お風呂はいろうとしてたんだもの。
 だれもいないと信じきっていたんだもん、それがドアあけたとたんにオナニー丸見えじゃん? アタシってば驚きのあまりオッパイも毛の生えかけたアソコも隠すことも忘れて、すっかり見られてしまった。
「えっ、えっ、や、やだっ、お兄ちゃん」
 だって、動いてた。
 アタシなんか裸を隠すことも忘れて凍りついてるっていうのに、チンコ握った指がシコシコ動きつづけている。
「あ、あ、あ」
 馬鹿みたく口をぼんやりあけてお兄ちゃんがうめいた。とおもったら、その瞬間。
「あっ、イク」
 中学生って子供じゃない。それがオシッコじゃないことくらい知ってます。
 ビュッ……と飛んできた。
 間一髪、よけた。あやうく身体にかかるところ、それもお風呂はいろうとしてたんだもん、丸裸のアタシに。
 お兄ちゃんの濃〜いのは、アタシの足元、足拭きマットの紺のタオル地にベチョッと着地してしまった。
 白いのよね、それって。しかも半透明に濁ったりなんかして、いかにも秘密めいたりして。糸をひいて飛んだところを見ると、粘っこいみたい。ドロッとして、いかにもインビ〜ッ、って感じしてる。
 なんて、感動して眺めてるバアイじゃない。やっと我にかえったアタシ、あせってドアをしめた。
 曇りガラスのあちら側にペチョッと、今度はいささか情けない感じで残りのザーメンが打ちつけられる音がした。
 クンクン……なんて鼻をならして嗅いじゃったのは、噂には聞いてたから。ザーメンて臭いんだって。苦いっていうか青臭いっていうか、生臭いっていうか、クラスメートのあいだでも意見がわかれるところ、まっ、中学生だもん、ホントの経験者は多くない。
 なるほどふ〜ん、こんなにおいなのかあ。
 そう、それって何とも形容しがたいような不思議なにおい。ほら、オトナのヒトってばシオカラとか、くさやのヒモノとか、そーゆー変なモノが好きだったりするじゃん? なるほど、これがオトナの味なのかって、いやいや、舐めたわけじゃない、ちょっぴり鼻を近づけてクンクン嗅いだだけ。
「ちょっと、おにい」
 アタシ、ドア越しに声かける。
「変なとこ見せないでよね、うら若き乙女なんだから」
 返事はなかった。
 そんなわけで結局、お兄ちゃんがオナニーしていたお風呂場には戻らなかった。二階の小さいほうのバスルームでシャワー浴びて、部屋に。それからアタシ、ベッドにねころがって、モンモンとしてたりして。
 まぶたに焼きついてしまったみたいな、あのオチンチン。
 毎晩オナニーしてから寝るのが習慣なんだもん、なのに、あんなモノ見せられちゃって、ああん、寝られないよお。
 眠ろうとおもって、こうして上のまぶたと下のまぶたとぴったり合わせれば、ああ、見なけりゃ良かったのに、あのグロなチンコがアタシを悩ませる。
 しゃーないか、オナニーだけなら近親相姦とかじゃないもんね。
 白い泡にまみれた赤黒いナマチンコ。その生々しい記憶をオカズに、せっせとクリちゃまコスるアタシなのでした。

 そのころお兄ちゃんはアタシの陰毛を脳裏に浮かべてせっせとチンコ、コスってた。
 というのはあとでわかったことだけど。
「アタシをオカズにしないでよねえ、見られただけでもヤなのに」
 朝、いきなり告白されちゃって。
 三回もオナニーしちゃったんだって、アタシだって一度だけなのに。
「だってしょーがねえじゃん、ナマで女の子の裸、見たの、はじめてなんだから」
「へえ、高校生にもなって童貞クンなんだ、ふふっ」
「おまえはどうなんだよ」
 なんて、朝っぱらからきわどい会話。そこへトーストが運ばれてきて、中断。アタシってば、わざとらしく微笑んだ余裕顔でお兄ちゃんを見やった。
 お兄ちゃんてば、アタシをオカズに三回もオナニーしちゃったんだって。
 
 
 
 
〜〜『スクール水着の『愛』』(川本耕次)〜〜
 
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