官能小説販売サイト 丸茂ジュン 『裏街道にも花は咲く〜ジュンが覗いたピンク・ゾーン〜』
おとなの本屋・さん


丸茂ジュン   裏街道にも花は咲く〜ジュンが覗いたピンク・ゾーン〜

目次
第1章 男子禁制! レズビアンバーの夜は更けて
 男の客って本当に困るのよね
 神聖な女だけの場所にしておきたい
 レズの熱い視線と嫉妬の目
 体でつながっちゃうと面倒だけど……
 レズ同士にも不倫がある
第2章 テレフォンクラブで喘ぐフツーの女性達
 女性から自発的に電話をかけてくる
 感じないから早く上手にイカせて
 必ずティッシュは減ってます
 〃電話淫行〃が始まった
 ああん、自分の指じゃないみたい
第3章 怖い! 催眠セックスセラピーのド迫力
 オナニーだけであんなにイクなんて
 さあ、パンツを脱いでオシッコしましょうね
 ピチャピチャと愛液の音まで聞こえてくる
 花唇の濡れ方が一段と激しくなってきた
 催眠から覚めた彼女は口を押えて絶句
第4章 ボディソニック体験でもう私メロメロ
 自分が楽しみたいという発想で生まれた珍商売
 『排泄』などというタイトルを堂々とつけたものが
 目の前はマジのSM地獄……ああ、もう駄目
 パンティの中がだんだん熱くなっていく
 これ以上興奮したら……ヤバイなあ
第5章 つばめバンクをハシゴして
 男も最終的には身を売って生きる?
 電話の向こうに〃セックスを売りたい〃男たち
 ラスベガス旅行や車買ってもらった男もいる
 フィストをせがむオバさんにはまいったな
 余裕を持って女性を楽しませるのが男の魅力
第6章 スワップ・スクールで迎えた昇天のとき
 ご主人は興奮していく妻を見て刺激を受ける
 数百人の女性を獣にしてきたという店長の自信
 ほしいところをもっと見せて
 オルガスムスの波が連続して彼女を襲った
 ああっ…イク、イク、こわれちゃぅぅぅぅぅぅ
第7章 私がSMの悦楽におちたその一瞬
 れいのやつ、手配できました
 右手にはすでに乗馬用のムチが
 恥ずかしい、もう堪忍して……
 ムチが飛び、蝋を垂らして逆さ吊り
 やっぱりSMも愛がなくちゃダメ
第8章 オカマの世界にわたしチン没
 えっ? 男と男のナマ本番……?
 女装してレズ・プレイなんてのもあります
 麗人たちは男心を理解している
 口直しに髭男たちのバレエ観賞
 ニュー・ハーフちゃんの顔が一段と輝くとき
第9章 ハードコア製作奮戦記
 うんと昂奮するビデオを撮らねば……
 やっとにわか演出家に出番がきた
 パンティのなかでまたジワッとあふれるものが……
 裏ビデオのスターにナマ唾ゴックン
 シロウト女性はお金よりセックスが好き
第10章 夫婦でシロクロ本番十余年
 ここではストリッパー以外の女は立場がない
 やはりおとうちゃんはスゴイ
 萎めてるより立たせてる時間のほうが長いときもある
 バイオレンス白黒ショーが始まった
 ステージが終わった後で……

(C)Jun Marumo

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 第1章 男子禁制! レズビアンバーの夜は更けて

  男の客って本当に困るのよね

 新宿二丁目といえば、オカマさんたちのメッカ。ゲイバーと一目でわかる看板があちこちに見える。
 そんな中に、最近、ポツリポツリと増えてきたのがレズバー。もちろんこちらは、女性版・同性愛の世界である。
 新しい刺激大スキ人間の編集者、ジンさんが、こんなネタをほうっておくはずもない。
「ねえ、丸茂さん。レズだよ、レズ。興味あるでしょう? ベルばらの世界」
 鼻の穴をふくらませて、ジンさんは涎をたらさんばかりの顔で言った。
「まあね。女性の体って、きれいだったら、あたしだって触ってみたいし……汚ないオカマさんと会うよりはいいわね」
「だろう? オレもそう思う。女同士でくんづほぐれつ。ケッケッケ」
 何を想像しているのか、ジンさんはイヤラシイ笑い方をした。
「だけど、レズだったら男は関係ないんじゃない? どうして男のあなたがそんなに嬉しそうなのよ」
 私が素直な疑問をぶつけてみた。
「そりゃ、男を知らない女ってのはいいよ。多分、そういう女は本当の男のよさを知らないんだからね。ウブで可愛いじゃん。男っていうのは、そういう女を開発するってのにいちばん燃えるの」
 女の私には、ちょっと屈折した心理に思えるが、別に男心にケチをつける気はない。ま、喜んでるんならいいんじゃない、程度で、一緒にレズバー取材に行くことにした。案内人はレズバーにくわしい風俗ライターの佐々木けい子さん。
「本当は、男性連れて行きたくないんだけどなあ」
 スケベ心丸出しのジンさんとカメラマンのヨシさんを一瞥して、佐々木さんはちょっと眉をしかめた。
「ま、いいからいいから……大丈夫ですよ。オレたち、人畜無害な顔でおとなしくしてますから……それに、たまには男客ってのも、彼女たちにとっては刺激じゃないですか?」
 ジンさんは、いつになくしつこく食い下がっている。よほどレズバーというものに興味があるらしい。
「でも、男の人が来ると彼女たち警戒して、丸茂さんの取材の妨げになるんじゃないかなあ。マスコミ嫌いだしね。ああいう女性ってみんな……」
 渋る佐々木さんを、ジンさんたちは「いいから、いいから」で誤魔化して、チャッカリついてきてしまった。
 オカマバーの間を縫っていくと、ちょっと奥まった場所に『リボンヌ』というあまり目立たない看板が見えた。
「ここは、オーナーがゲイの実力者。まあ、レズバーにしては入りやすいほうの店だから……」
 こう解説して、佐々木さんは先に立ってドアを押した。
「ああ、どうも……」
 ママらしい人が佐々木さんに笑顔を向けた、が、後ろからゾロゾロついてくるジンさんたちを見たとたん、一瞬、ひきつったような顔をして手を止めた。
 ロング・ヘアでなかなかの美人である。年もまだ若い。想像していたような、男装でもない。ごくごくフツーのその辺にいる美人OLといった感じだ。
 ジンさんの目がキラリと光った。どうやら好みのタイプらしい。しかし、ママのほうは男たちを完全に無視。
「どういうことなの? 誰、この人たち」
 と、佐々木さんに訊き返している。
「ごめん、ちえみママ。おとなしくさせるから……取材なのよ、丸茂さんの……」
 私を前に押し出し、佐々木さんはまず言いわけをしている。
「取材って、マスコミの人たちなの? 悪いけど、書いてもらいたくないから」
 ちえみママはギロッとジンさんたちを睨むと、まるで汚ないものを見てしまったとでも言わんばかりに目をそらした。
 ほら、と佐々木さんがジンさんたちに目配せする。
「いえ、僕らは本当におとなしくしてますから……隅に座らせてください」
 こんな扱いを受けてもなお食い下がるジンさん。根性があるととれないこともないが、それより下心が見える。
「しょうがないわねえ。何飲むの?」
 顔も見ずに、ちえみママは言った。
「あの、僕、ビールを……」
「僕は水割りください」
 懸命にネコをかぶって、ジンさんとヨシさんは、遠慮がちに言う。用意された席も、私と佐々木さんはカウンターの中央。男二人は隅の隅である。
「男の客って本当に困るのよね。女の園だって、変な興味持っちゃってさ。特にマスコミの男なんて、冗談じゃないわ。宣伝してやるみたいな顔して。あたしたちの場所は、宣伝なんてしてもらいたくないのに……男なんか来ると雰囲気乱れるし、本当に来てもらいたいお客は逃げちゃうんだから」
 私と佐々木さんに向かって喋ってはいるが、これは完全に隅の男二人への嫌味。いや、本当に怒っている感じなのだ。
 しかし、私には笑顔も向けてくれるし、敵意はなさそうだ。恐らく彼女は、レズと言ってもネコ役なのだろう。視線が、普通の女性以上に色っぽく、ねばっこい感じがする。
 
 
 
 
〜〜『裏街道にも花は咲く〜ジュンが覗いたピンク・ゾーン〜』(丸茂ジュン)〜〜
 
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